技術の継承The succession of the technique
-
伝えることば
大切にしている
「手作り」と「彩(いろどり)」 -
伝えることば
大切にしている「手作り」と「彩(いろどり)」
毎日の鍛錬によってのみ出来る「手作り」の和菓子と
彩雲堂の「彩」作りを崩さない職人のこだわり。
近年和菓子づくりの多くの技術はマニュアル化が進んでいますが、 彩雲堂の技術にはマニュアルにならない部分が沢山あります。
技術の継承とは「感覚の継承」とも言えます。
伝える側が「隠さずに伝え」、継ぐ側が「素直に聞く」こと。
若手に伝えていくことは職人の「役目」です。
若手が伝統や技術を継承していくことで、和菓子作りの楽しさを感じて欲しい。
私たちは、それぞれの個性を見極めて伝え方を変えています。
感覚的なものを伝える難しさは、練習でしか補えないのです。
毎日、練習をして覚える。練習を年長者が付いて、見て、教える。
何度も何度も失敗して、ようやく出来た時の伝える喜びは大きいでしょう。(現代の名工 大江克之)
-
継ぐことば
ひとつの作業が出来るようになるまでに凄く時間が掛かかります。
包餡が綺麗にできずに苦労をしていた時に、
毎日、練習に付いて見てもらって、出来るようになって…
実際の現場に呼んでもらえた時の嬉しさは忘れられない感覚です。
職場は、夏は暑くて、冬は寒い。
美味しい和菓子を食べてもらいたい気持ちと、
職人としての技術が向上していってる実感は、
辛い環境での仕事でも前向きになれる原動力です。
一日も早く、教える立場になれるように頑張りたいです!